考える力>学力>成績(得点と偏差値)

 成績保証をしてくれる学習塾がたくさんあります。学習塾に入塾する目的は成績アップですからそれを保証してくれるのはありがたいことです。では、成績が上がるとはどういうことでしょうか。ここで考えたいのは、得点と偏差値の意味するところです。

 得点とはその試験で得た正答の数です。試験の難易度は関係ありません。例えば平均点30点の数学の得点が40点だった生徒が、次の試験、平均点60点の数学で60点を取ったとします。20点上がったので成績が上がったことになるのでしょうか。単純に得点は上がったのだから成績があがったとなるのかもしれません。

 しかし、難易度が異なる試験での得点を単純比較するのは少し無理があると思いませんか。では、この2つの試験の結果を偏差値で見ればどうなるか。偏差値はその得点ごとの生徒の分布(位置 平均点からの距離 平均点=偏差値50)で差をつける数値です。平均点30点の数学で40点とれていれば偏差値は55前後となります。平均点60点の数学で得点が60点であれば偏差値50です。

 偏差値は試験の難易度が加味されていない得点での単純比較が学力を測る上で正確ではないために使う数値です。偏差値で見るとこのケースは残念ながら上がったとは言えません。また、学校の定期テストであれば試験の範囲も限定されています。極端なことを言えば、試験問題の作成方法に精通している人がヤマをかけ、それが当たれば一時的には良い点数が取れるかもしれません。(※偏差値で比較する場合であっても比較する試験の受験者がほぼ同じであることが求められます)

 本題に戻ります。表題を「考える力>学力>成績」としました。成績を上げるためには、考える力、学ぶ力を身につけること。これらの力を身につけられれば、勉強以外のどんな問題、課題にも対応できるようになります。これ、理想ですね。